2022-09-07

9月7日(水)お休みの日の普通の話

忙しいと言いながらも日が暮れてからの私はデスクワークは使い物にならないので、作って食べて心を動かすことにしています。本を読みたいけど、呑んだ後に読むと寝てしまうので、もっぱら食べながらドラマを観るのですが、今期は「初恋の悪魔」以外は面白いドラマがない。なので昨日と一昨日と2日続けて「ドライブマイカー」を観ました。満を期してって感じ。ファブルで気持ちを上げてから臨みました。
入り込まないと楽しめない映画なので、村上春樹の世界観が好きな人はこの感覚がわかると思うけれど、一般的にはかなりハードなタイプの映画です。とにかく赤いサーブ(原作は黄色)でドライブするシーンが多くて、赤い車に乗っている私としては「私のために赤になったのか!」と思える親近感と、先日からこの普通の話にも書いている「宇宙船」のイメージがしっくりきて、なんかめっちゃシンクロしてるぞ!って思ったのです。車の中でセリフを覚えるためにわざわざ、稽古場から1時間かかるホテルをとってドライブマイカーの時間を特別な時間にしていること。自分と向き合うために使う道具であり空間であるけれど、自然の中を移動していく体との一体感がある車。私がいつも感じていることです。
猫(犬の場合も)との出会いと車との出会いは似てるなと以前から思っています。言葉がなくても通じ合える関係。猫ちゃんにも車(ご機嫌UP)にもいつも「めっちゃ好き。大好き。かわいい。ありがとう!」って言ってます。
ドライブマイカーの最後のシーンを観て「うわー!」って思いました。