2020-06-09

6月9日(火)お休みの日の普通の話

昨日ベットで村上春樹の新刊を読もうと思って枕元に置きました。その前にヨガをしようと床に寝転がってシャバーサナをしていたらそのまま眠ってしまいました。朝日とともに目覚めていきなり読み始めたけど、猫ちゃんたちがニャーニャカニャーニャカと泣きながっら期待の目で見つめるので、ご飯をあげてからラジオ体操をしてラジオ英会話を聴きながらビックブレックファーストを食べました。英語の歌を歌いながら掃除をしてから次はビルの英会話に行きました。これだけ英語に触れているのにまだ私は自分の中では英会話のファーストステージにいます。日々努力!
お店の帳簿やら振り込みやらを済ませてやっと「村上T」を読み始めました。さらっとしたエッセーなんだけれど、いちいちTシャツの写真をじっと見るので(人によりますが)わりと時間がかかります。  彼とは(←あえて彼と呼びます)Tシャツやらレコードやらプールで泳ぐことやら走ることやら(今は私は走っていません)が共通しているし、ビールが好きなのも同じだし、引っかかるところとどうでもいいことが共感できるのです。彼の本と出会ったのは私が中学生の頃、友人の家で見つけて借りて帰ったのが最初「風の歌を聴け」です。友人とは4つ上の兄がいてるのも同じで、ちょっと上の世代のカルチャーをいち早く取り入れることができたのも同級生とは差を(何をやねん!)つけていたのです。私の兄の本棚から見つけて読んだリチャードバックの「カモメのジョナサン」は私のバイブルでもあるし、SCENEのヒコーキのポスターは大好きでした。カリフォルニアの青い空のEP版とか、脳裏に焼きついています。情報がない分、どんどん突っ込んでいける時代だったんだなーと思います。小学生の私たちはアイビーガールだったし、ランドセルは小学3年生の時に放棄しました。懐かしき、いい時代です。 そういうことを思い出させる本でした。中でも泳ぐことは空を飛ぶことに似ている(空を飛んだことはないけど)というところ。私もいつも思っています。子供の頃よく空を泳ぐ夢を見ました。道の上を泳ぎながら飛ぶんです。当時私は泳げなくて見たんだと思います。今は泳げるので見なくなりました。 「風の歌を聴け」に戻りますが、初めて読んだ時、自然に体に馴染むというか、風景が見えるというか、小説の中に自分がいるのを体験したような感じだったと思います。心地よいというのが近いかも。とにかく自分らしく生きようと背中を押してもらったような感じでした。「これ好き」と思ったらどんどん有名になって、「やっぱりな」と思いました。(そんなこと言いながら長編は途中で挫折しているものもあります。) で、今日は夕方泳ぎに行きました。空を飛んでるように泳いでいたら力が抜けて気持ち良かったです。泳ぎながら夕食は何にしようかといつも考えます。今日は牛肉のトマト煮にしよう!と思いました。近頃は年に3回くらいしか牛肉を食べたいと思わなくなってしまいましたが今日が今年最初のその日です。きっと本の中にアメリカの風景が出て来たからだと思います。単純ですね。プールから出て近鉄百貨店で牛肉だけを買って、さ、帰ろうと思ったらプールに入る前に取ったピアスをロッカーのポケットのところ忘れたのに気がついて取りに帰りました。シャワーの後につける化粧水も忘れていて(やっぱり私はまともには行かないな)と思いました。気を取り直してマーキーを聴きながら帰りビールを呑みながらトマト煮を作りました。
今日は夜の匂いが強いです。きっと明日から雨になるからですね。長いトンネルの入り口。路面店にとってはコロナの傷口が広がるような、本当の試練が始まりそうです。