2021-02-13

2月13日(土)仕事終わりの普通の話

暖かくて春のような1日でした。桜の季節の頃のような賑わいでなのに、全員がマスクをしている光景が違和感があるなあ。すごい時代だなぁ。人間が動物らしく生きられないような感じ。お料理をしているときだって匂いを感じながら作るから美味しいものができるし、なにより楽しいものです。そう考えるとできるだけマスクをしなくていい時間を持つこと(ひとりでいること)って大切なのではないでしょうか?

今日、取り置きのお客様のなかで、なんとなく気になって尋ねると遠方からわざわざ来ていただいたそう。「ずっと来たかった」ということと、「この普通の話を読んでいる」ってことを言ってくださいました。とっても嬉しかったです。このしょうもない話を日本のどこかで(もしかして海外でも)読んでいる人がいるというのは今の時代の特権ですね。言葉が夜空を飛んでいくようなイメージです。そう思うとなんか胸がうわぁ〜っとなってきます。

そして無事にパンが売り切れて帰宅しました。「もしかして、もう足場が外されているかも?」という期待は裏切られましたが窓周りはきれいにペンキを塗られていました。よっしゃとばかりに雨戸を開けてすっきりしました。娘が友人と爆音で映画を観ていたので、居場所がないというのを言い訳に今日も泳ぎに行きました。土曜日は男性スイマーが断然多いです。回遊魚の中で泳ぐメダカのように逆流の中を泳ぎました。「どうやったらスイスイと水に乗れるのかなぁ。どうやったら早く泳げるのかなぁ。」と考えすぎると力がはいって余計しんどくなります。そういうときは目を瞑って泳ぐのです。「人にどう思われようが私は自分の道を行くのだ!」そしたらスイスイと水に乗って泳げたりするんですよね。体で感じながら泳ぐ、匂いを感じながら料理を作る。そういうことをがとっても大切。孤独こそが始めの一歩です。